2025年、あけましておめでとうございます。
ソワン美容皮膚科クリニック表参道院 院長の小平です。
昨年12月に新規開業となりました当院も皆様のお力添えのおかげで無事一ヶ月診療を行うことができました。年始のご挨拶も含めて、長いですがこちらの投稿で当クリニックの特徴をひとつお話させていただきたいと思います。
【診断および治療方針について】
当院には”カウンセラー”という存在がおりません。
患者様につきましては、すべて院長が診察し診断および適切な治療を提案しております。ご来院頂きますと問診票記載の上すぐにドクター診察となり、そこで治療方針を決め施術に進んでいきます。勿論、自由診療ではありますので患者様のご希望の治療がある際はそちらを優先してご案内いたします。
開業に際してカウンセラーを配置しなかったのには理由があり、それは『診断』という行為が本来医師のみにしか許されていない行為だからです。医師法第17条で「医師でなければ、医業をなしてはならない」と定められており、診断はこの医業にあたります。
シミひとつにしても診断行為には大きな責任が伴い、医師として膨大な知識と長い経験が必要です。「あなたは肝斑ですね」などという言葉は本来医師のみにしか発言を許されておりません。
私自身も美容皮膚科歴は長いものの専門は麻酔科でありますので、診断の難しいシミ症例などは信頼できる皮膚科専門医を都度紹介しており、それだけ診断および治療選択には慎重を期しています。
昨今、残念なことにカウンセラーや看護師が診断および治療方針を決め、雇われ医師が形だけの問診をするクリニックも多く存在します。これは本質的には患者様のためになっておらず、患者様より金を優先した美容業界の憂慮すべき点と言わざるを得ません。当院では看護師/スタッフには絶対に診断行為はしないよう当初より教育しております(クリニック研修で用いている当院方針のパワーポイント資料も載せておきました) 。
素人が無責任に診断行為を行えるのは無知と医療の怖さを知らないから故と考えられます。自分自身は素人に診断されたいか?治療方針を決められたいか?と一度自問すればその答えは明らかでしょう。
今後アナウンスしますが、この1月から当院は”麻酔科”として保険標榜もいたします。これは睡眠麻酔など麻酔行為を行う上で、”医療機関”としてしっかり認可を受けておくことがより患者様の安心と安全に繋がると考えたためです。公的医療機関として患者様一人ひとりに責任を持ち診療に向き合っていくつもりです。
長くなりましたが以上です。
当院では初診からアフターケアまで医師が責任を持って行いますので、安心してご来院頂けたらと思っております。
保険診療でも自由診療でも、患者様を第一に考えるということは変わりません。自分の尊敬する医師たちはプロフェッショナルな技術を持ちつつも、日々勉強し、皆患者様には妥協のない姿勢でした。私もそうありたいと思いながら日々の臨床に向かっております。
本年もスタッフ一同、初心を忘れず患者様の美容と健康の向上に関わっていけたらと思っております。
ソワン美容皮膚科クリニック表参道院を今年もよろしくお願いいたします。皆様のご来院心よりお待ち申し上げております。
院長 小平智文