
「何週間おきに通えばいいの?」「年に何回受ければ効果を保てる?」「仕事が忙しくても続けられるペースはある?」──肌育注射を検討している方から、こうした疑問を多くいただきます。結論から言うと、リジュランの頻度は2〜3週間おきに計4回の集中期を行い、その後は半年ごとのメンテナンスに移るのが当院の基本です。ただ、この数字だけでは「自分の生活の中でどう通うか」までは見えてきません。本記事では、1年目と2年目以降の年間スケジュール、製剤・部位による考え方、通い方で失敗しないためのポイントまで、表参道で美容皮膚科の院長を務める私が解説します。
第1章 リジュランの頻度は「2〜3週間おきに4回、その後は半年ごと」が基本
リジュランの頻度は、2〜3週間おきに計4回の集中期を経て、その後は半年ごとのメンテナンスに移るのが当院の基本です。この章では、なぜこのペースになるのかを、持続期間や他院の情報との違いも含めて整理します。
1-1. リジュランの頻度の結論:集中期と維持期で通うペースは変わる
通うペースは、1つの数字で言い表せるものではありません。当院では、通い方を次の2段階に分けてご説明しています。
- 集中期(集中ケア):2〜3週間おきに計4回。肌質改善の土台を整える期間です
- 維持期:4回を終えたあとは半年ごと。整えた効果を保つためのメンテナンスです
集中期は、初回から4回目までの間に3回の間隔が入ります。2〜3週間を3回重ねるので、4回目はおおむね初回から6〜9週間後です。つまり2ヶ月前後で集中期が終わり、そこから先は年2回のペースに落ち着きます。
この目安は、当院で扱う3種類の製剤のどれを選んでも共通です。3製剤ともポリヌクレオチドを主成分とするPDRN 2%の製剤で、通うペースは変わりません(製剤ごとの違いは第3章で解説します)。
【専門家コメント】「ずっと2週間おきに通うのですか」と不安そうに聞かれることがあります。最初に2段階でお伝えすると、ゴールが見えて安心される方がほとんどです。通院の見通しが立つことは、続けやすさに直結します。
回数を重ねるごとに肌がどう変わるかは、[回数別の肌変化と悩み別のプランを解説した記事]で詳しくまとめています。
1-2. 持続期間3〜5ヶ月から逆算するリジュランの頻度の根拠
当院がご案内している効果の持続目安は3〜5ヶ月です。1回で終えて間を空けると、変化を積み重ねる前に元の状態へ戻っていきます。そこで最初は短い間隔で4回重ね、土台をつくる設計にしています。
主成分は、サーモン由来のポリヌクレオチド(PN)です。DNAの断片にあたる成分で、コラーゲンをつくる線維芽細胞の働きを支え、肌の再生を後押しし、ハリや小じわの改善が期待できると考えられています。畑にたとえるなら、1回の注入は種まき、4回の集中期は土を耕して根づかせる作業です。
「持続は3〜5ヶ月なのに、維持は半年ごとでいいの?」と疑問に思われる方もいるでしょう。半年ごとというのは、4回の集中期で土台を整えたあとの維持ペースです。何もしていない状態から半年ごとに打つ、という意味ではありません。
【専門家コメント】通うペースを考えるときは「1回の効き目がどれだけ続くか」より、「積み上げた土台をどう保つか」に目を向けるほうが、肌の変化を実感しやすいと感じています。
1-3. ネットの「4週間おき」「年1回」とリジュランの頻度が違って見える理由
インターネットで調べると、通うペースの情報にはかなり幅があります。「3〜4週間おき」「1ヶ月に1回」と書かれていたり、メンテナンスが「2〜6ヶ月ごと」「半年〜1年ごと」だったりと、情報がそろっていません。
違いが生まれる主な理由は、次の4つです。
- 注入方法:医師が1か所ずつ打つ手打ちか、機械で打つ水光注射か
- 使用する製剤:製剤の種類や濃度が異なる
- 持続期間の定義:「変化を感じなくなるまで」か「土台が保たれている期間」か
- クリニックの運用方針:治療計画の中で何回目までを集中期とするか
当院の目安は、次のとおりです。
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項目 |
ネットでよく見る記載 |
当院の目安 |
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施術間隔 |
2〜4週間おき、1ヶ月に1回など |
2〜3週間おき |
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集中期の回数 |
3〜5回 |
計4回 |
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持続期間 |
4〜6ヶ月、6ヶ月〜1年など |
3〜5ヶ月 |
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メンテナンスの目安 |
2〜6ヶ月ごと、半年〜1年ごと |
4回完遂後は半年ごと |
【カウンセリングのコツ】クリニックによって通うペースが違うこと自体は、不自然ではありません。気になる場合は「なぜその間隔なのですか」と根拠を尋ねてみてください。理由をきちんと説明してくれるかどうかは、医師選びの参考にもなります。
第2章 1年目と2年目以降で見るリジュランの頻度:年間スケジュールの全体像
1年目は集中期4回+維持1回、2年目以降は年2回のペースが目安です。最初の2ヶ月ほどは通院が続きますが、その後は半年に1度に変わるため、年間で見ると通院の負担は大きく下がります。
2-1. 1年目のリジュランの頻度:集中期4回+半年後のメンテナンス

1年目の流れを時系列で並べると、次のようになります。
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時期 |
施術 |
位置づけ |
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初回 |
1回目 |
肌の状態を確認し、集中期をスタート |
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初回から2〜3週間後 |
2回目 |
1回目の反応を見ながら注入量や部位を調整 |
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初回から4〜6週間後 |
3回目 |
土台づくりの折り返し |
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初回から6〜9週間後 |
4回目 |
集中期の完了 |
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4回目から約半年後 |
1回目のメンテナンス |
維持期のスタート |
この流れで数えると、1年目の通院は4回+維持1回程度です。ただし開始する月によっては、維持の1回目が翌年にずれ込むこともあります。
【症例事例】一般的な組み方の例として、夏の日差しが和らぐ秋口に1回目を受け、年末の繁忙期に入る前に4回を終える方がいらっしゃいます。この場合、最初のメンテナンスは翌年の春から初夏にかけてです。季節の区切りで変化を実感しながら振り返れるため、続けやすい組み方だと感じています。
2-2. 2年目以降のリジュランの頻度:年2回の維持ペースに切り替える
4回を終えたあとのメンテナンスは、半年ごと=年2回が効果を維持する目安です。集中期のように、2〜3週間の間隔で通い続ける必要はありません。
維持期に入ってからは、季節や年齢による肌の変化を見ながら、私が次のメンテナンスのタイミングをご提案します。大切な行事の前や季節の変わり目など、生活のリズムに組み込みやすい時期を一緒に選んでいきます。
【施術を受けた患者さんの感想】最初の2ヶ月は通院が続いて大変かなと思っていました。でも4回目を終える頃には肌のハリを実感できていて、その後は半年に1回になり、気持ちがとても楽になりました。予定が読めるので、仕事との両立もしやすいです。
このように、維持期に入ると通院の負担が軽くなったと感じる方は少なくありません。
【専門家コメント】維持期は「肌を変える時期」から「保つ時期」への切り替えです。通う回は減りますが、集中期にポリヌクレオチドで改善したハリの土台を守り、効果を長く保つ大切な役割を担っています。
2-3. 集中期の途中で予定が崩れたときのリジュランの頻度の立て直し方
出張や体調不良で、2〜3週間の間隔を超えてしまうことは珍しくありません。こうしたとき、自己判断で次の回を詰めたり、回を足したりするのは避けてください。
再開するときは、私がその時点の肌状態を診て、残りの回とペースを決めます。どの程度空いたかによって考え方が変わるため、一律のルールで片づけないことが大切です。
そのうえで、集中期の4回はできるだけ2〜3週間の幅の中で組むのが基本です。崩れてから立て直すより、崩れにくい予約の取り方を先に考えておくほうが確実です(第5章で詳しく扱います)。
【カウンセリングのコツ】予定がずれそうだとわかったら、予約を変更する際に事情をお伝えください。「出張が入った」「風邪をひいた」など理由がわかれば、再開後の組み立てを考えやすくなります。
第3章 リジュランブラック・i・Sで頻度は変わる?製剤・部位・打ち方から見た通い方
当院では3製剤とも通うペースは共通で、変わるのは“どの部位に何を使うか”と1回あたりの範囲です。製剤ごとに通院のペースを変える必要はありません。
3-1. リジュランブラック・i・Sの頻度は共通:製剤ごとの適応部位とPDRN濃度

当院で扱う製剤は、リジュランブラック・リジュランi(アイ)・リジュランSの3種類です。いずれもポリヌクレオチドを主成分とするPDRN 2%の製剤で、目安は2〜3週間おきに計4回、その後は半年ごとと共通しています。違うのは、向いている部位と悩みです。
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製剤(PDRN濃度) |
主な適応部位 |
通うペースの目安 |
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リジュランブラック(PDRN 2%) |
顔全体、体のシワ、首、頬・フェイスライン等のたるみ・肌質改善 |
2〜3週間おきに計4回→半年ごと |
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リジュランi(PDRN 2%) |
目元・目周りの小じわ、ちりめんじわ、菲薄化(皮膚が薄くなること)、クマ |
2〜3週間おきに計4回→半年ごと |
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リジュランS(PDRN 2%) |
ニキビ跡(クレーター)、毛穴、手術跡 |
2〜3週間おきに計4回→半年ごと |
リジュランブラックは顔全体のハリや首のシワに、リジュランiは皮膚が薄い目元に、リジュランSはへこみや毛穴などピンポイントの悩みに用います。どの製剤も、4回の集中期を通して変化を実感していただくことを目標にしています。
【専門家コメント】製剤によって通い方を変えるより、悩みに合った製剤で治療を組み立てることのほうが大切です。ペースが同じなので、選び方さえ合っていれば通い方に迷うことはありません。
3-2. 目元と頬など複数部位に受けるときのリジュランの頻度と通院回数
「目元の小じわも、頬のハリも気になる」という方は多いものです。複数の悩みがある場合、部位ごとの組み方は、医師である私が診察で決めます。目元にリジュランi、毛穴にリジュランSというように製剤が分かれる場合も同様です。
同じ日に複数の部位を受けられるかどうかは、肌の状態や注入量によって変わるため、診察のうえで判断します。範囲の広さは、主に1回あたりのcc数で調整します。
- 部分 2.7cc:気になる範囲を絞って受けたい方
- 部分広め 5.4cc:部分よりも広い範囲を整えたい方
- 睡眠リジュランプレミアム 全顔 8.1cc:顔全体をまとめて整えたい方
【カウンセリングのコツ】悩みが複数ある場合は、「いちばん気になるのはどこか」という優先順位をお伝えください。優先度の高い部位から範囲と量を決めると、無理のないペースで計画を立てやすくなります。
3-3. 手打ちと水光注射でリジュランの頻度の考え方は変わるか
手打ちと水光注射(機械打ち)は、薬剤の届け方が異なる注入方法です。当院では水光注射でもリジュランブラック・リジュランSの2製剤を扱っており、水光注射で受ける場合のペースは、肌の状態を診て私からご提案しています。
【専門家コメント】「どちらが通院が少なくて済むか」という比べ方より、「自分の悩みにどちらが合うか」で選ぶほうが、変化を実感しやすく、満足度も高くなりやすいと感じています。
2つの打ち方の違いは、[水光注射の効果や手打ちとの違いを解説した記事]で詳しく紹介しています。
第4章 リジュランの頻度で失敗しない:詰めすぎ・空けすぎ・自己判断の3パターン
通い方の失敗は「早く効かせたいと詰める」「維持期を空けすぎる」「効果が切れたと感じてから打つ」の3つに集約されます。どれも1回ごとの判断ではなく、年単位の通い方を見失ったときに起こります。それ以外の原因も含めて知りたい方は、[よくある失敗例と後悔しないための対策をまとめた記事]も参考にしてください。
4-1. 早く効果を出したいとリジュランの頻度を詰めすぎるケース
「大事な予定までに仕上げたいので、1週間おきに打てませんか」というご相談をいただくことがあります。しかし、2〜3週間より短く詰めても、そのぶん早く仕上がるわけではありません。
この施術は、ポリヌクレオチドの働きで肌がみずから再生していく力を後押しする治療です。注入後の肌が反応する時間を待たずに次を重ねても、効果が前倒しになるとは考えにくいのです。さらに、ダウンタイムが重なりやすくなる点も見逃せません。
当院の目安では、腫れは数時間、針痕(点状の赤み)は2〜3日、内出血は約1週間です。間隔を詰めると、前回の内出血が引かないうちに次の施術を受けることになりかねません。
【ドクターの本音レビュー】急いでいる方ほど、2〜3週間の幅を守っていただきたいと考えています。焦って詰めるより、予定から逆算して早めに始めるほうが、結果的に赤みや腫れの落ち着いた肌で当日を迎えられます。
4-2. 維持期のリジュランの頻度を空けすぎてしまうケース
4回の集中期を終えて効果を実感できると、ついメンテナンスを後回しにしがちです。半年を大きく超えて空いた場合は、維持というより再スタートに近い計画になることがあります。
どれくらい空いたら組み直すかは肌の状態によって異なるため、一律の月数では決めていません。診察で現在の肌を確認し、集中期を何回か挟むか、維持のペースに戻すかを判断します。
【症例事例】一般的な傾向として、仕事の繁忙期や引っ越しが重なり1年近く間が空いた方では、初めてのカウンセリングと同じように肌の状態を一から確かめ直すことが多くなります。せっかく整えたハリの土台を活かすためにも、半年ごとのメンテナンスを早めに予定へ入れておくことをおすすめします。
4-3. 「効果が切れてから」でリジュランの頻度を決めると起きるズレ

ポリヌクレオチドによる肌の再生はゆるやかに進むため、ご自身では効果が薄れてきたことに気づきにくい施術です。「効果が切れたと感じたら行こう」と体感だけで通う時期を決めると、維持のタイミングが遅れがちになります。
そこで当院では、体感ではなく「予定で決める」考え方をおすすめしています。3つの失敗パターンを整理すると、次のとおりです。
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失敗パターン |
起こりやすいこと |
当院で提案する通い方 |
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早く効かせたいと詰める |
ダウンタイムが重なり、予定の前に赤みや内出血が残る |
2〜3週間の間隔を守り、予定から逆算して早めに始める |
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維持期を空けすぎる |
改善した土台を保ちにくく、再スタートに近くなる |
4回完遂後は半年ごとのメンテナンスを予定に入れておく |
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効果が切れてから打つ |
変化に気づいたときには維持期の目安を過ぎている |
体感ではなく、あらかじめ決めた時期に受ける |
【カウンセリングのコツ】施術前の顔写真を、同じ場所・同じ光で残しておいてください。半年ごとに見比べると、体感ではわかりにくいハリや小じわ、毛穴の変化も実感しやすくなります。
第5章 予算・痛み・仕事に合わせたリジュランの頻度設計
通うペースを守れるかどうかは、費用・痛み・予定の3つを最初に見通せるかで決まります。どれか1つでも不安が残ると、集中期の途中で足が遠のきやすくなるためです。
5-1. 年間の通院回数と当院料金で見るリジュランの頻度別の費用感
費用の見通しは、「年に何回通うか」と「1回あたりの料金」の掛け算で立てます。通う回は、1年目が集中期4回+維持1回程度、2年目以降が年2回が目安です。
当院の料金(税込)は、次のとおりです。
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メニュー(㏄) |
1回あたり料金(初回/通常) |
3回コース料金 |
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リジュランブラック 部分 2.7cc |
¥59,800/¥69,800 |
¥179,400 |
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リジュランi 目周り 1cc |
¥49,800/¥59,800 |
¥149,400 |
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リジュランS 1本 1cc |
¥49,800/¥59,800 |
¥149,400 |
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リジュランブラック 部分広め 5.4cc |
¥119,600/¥132,000 |
¥358,800 |
集中期は4回ですが、初回価格・3回コース・通常価格をどう組み合わせるかは、選ぶメニューによって変わります。まずは年間の通院数と単価で大まかな目安を立て、具体的な組み合わせはカウンセリングでご確認ください。メニューの内容は[当院の料金・メニュー詳細]に掲載しています。
【カウンセリングのコツ】ご相談の際は「1年目はこのくらい、2年目以降はこのくらい」と、年単位の予算を教えていただけると助かります。予算に合わせて部位や範囲を絞れば、ペースを落とさずに続ける計画も立てられます。
5-2. 痛みが不安でもリジュランの頻度を守りやすくする睡眠麻酔という選択肢
細かく何度も針を刺すため、痛みを感じやすい施術です。当院の目安でも、痛みは5段階中の5にあたります。通常は、麻酔クリームを塗ってから施術を行います。
それでも「痛みが怖くて次の予約をためらう」という方には、睡眠麻酔(静脈麻酔/鎮静)をご案内しています。麻酔は私自身が、麻酔科の知識と経験をもとに管理します。料金は静脈麻酔/鎮静が¥33,000で、睡眠下で受けるメニューとして睡眠リジュラン(部分 2.7cc ¥120,000など)もご用意しています。施術時間は75〜90分程度です。
【施術を受けた患者さんの感想】1回目は麻酔クリームで受けましたが、痛みが気になって2回目を迷っていました。睡眠麻酔に切り替えてからは眠っている間に終わるので、残りの回も予定どおりに通えました。
このように、痛みへの不安が軽くなることで、集中期の4回を予定どおりに終えられる方は多くいらっしゃいます。
【専門家コメント】痛みは我慢比べではありません。続けることで効果を積み上げる治療だからこそ、麻酔の選択肢があることを最初に知っておいていただきたいと考えています。
5-3. 仕事や予定に合わせてリジュランの頻度を崩さない予約の組み方

おすすめしているのは、初回の来院時に、2回目から4回目までの枠を2〜3週間の間隔で先に確保しておく方法です。あとから空き枠を探すより、集中期のリズムを保ちやすくなります。
予約日を選ぶときは、ダウンタイムと施術後の制限も考えに入れます。当院の目安とご案内は次のとおりです。
- ダウンタイム:腫れは数時間、針痕(点状の赤み)は2〜3日、内出血は約1週間
- シャワー:当日から可能
- 洗顔・メイク:翌日から可能
- サウナ・顔のマッサージ・激しい運動:施術後1週間は避ける
人と会う仕事が多い方は、休日の前に枠を取ると、赤みや腫れが落ち着くまでの時間を確保しやすくなります。運動やサウナの習慣がある方は、控える1週間が大会や旅行と重ならない日を選びましょう。
【カウンセリングのコツ】予約を取る際は、向こう2ヶ月の大きな予定をメモしてお持ちください。出張や会食、旅行の日程がわかれば、4回の枠をその合間に収める組み方を一緒に考えられます。
5-4. リジュランの頻度を長く続けるために当院が大切にしていること
1年目に5回前後、その後も年2回と、長く付き合っていく施術です。だからこそ当院では、何回目の来院でも安心して受けられる体制を大切にしています。
- 薬剤は患者さんの目の前で開封:正規品であることを、その場で確認していただけます
- 睡眠麻酔は院長が管理:麻酔科の知識と経験をもとに、私が担当します
- 悩みに応じた選択肢の提示:プルリアルデンシファイなど他の製剤も含めてご提案できます
【専門家コメント】主成分であるポリヌクレオチドは、肌の土台に働きかけ、再生を後押しする成分です。だからこそ1回の仕上がりより、年単位で積み上げた改善の先にある肌を一緒に見ていきたいと考えています。製剤への信頼と通い続けられる環境がそろって、はじめて通院の計画が意味を持ちます。
第6章 リジュランの頻度について患者さんからよくいただく質問
カウンセリングでいただく質問は、「何ヶ月おき」「年に何回」「2回目はいつ」の3つが中心で、答えは集中期は2〜3週間おきに計4回、維持期は半年に1回に集約されます。ここではそのほか、施術後の過ごし方や受けられない条件など、通い方にまつわる疑問にお答えします。
6-1. リジュランは何ヶ月に一回の頻度で打てばいいですか?
集中期は2〜3週間おき、4回を終えたあとのメンテナンスは半年に1回が目安です。
「何ヶ月に一回」という答え方は、維持期に入ってからのペースにあたります。最初の4回は、ひと月に1〜2回のペースになるとお考えください。
6-2. リジュランの2回目はいつ?集中期の頻度で見る目安
2回目は、初回から2〜3週間の間隔を空けて受けるのが目安です。1回目のダウンタイムが落ち着き、肌の反応や効果の出方を確認できる時期にあたります。2回目では、1回目の経過を踏まえて注入量や部位を調整することもあります。
6-3. リジュランは年に何回の頻度が適切ですか?
1年目は集中期4回+維持1回程度、2年目以降は年2回のメンテナンスが目安です。開始時期によっては、1回目のメンテナンスが翌年にずれ込むこともあります。年の途中で始める方は、集中期を終えた時点から半年後を数えると予定が立てやすくなります。
6-4. リジュランを1回だけ受けて頻度を空けても意味はありますか?
1回でも変化を実感する方はいますが、当院では計4回の集中期をおすすめしています。持続の目安は3〜5ヶ月で、1回のポリヌクレオチドの注入だけでは、肌質改善の土台が整う前に元の状態へ戻りやすいためです。まず1回試したい方も、4回を前提にした計画を知ったうえで判断していただくと安心です。
6-5. リジュランの効果はいつから?頻度との関係は?
比較的早い時期から変化を実感しやすい一方、肌の土台を整えるには4回の集中期が必要です。ポリヌクレオチドが肌の再生を後押しする働きは、回を重ねながら積み上がっていくイメージです。1回目で手応えを感じても、そこで止めずに集中期を終えることで、ハリや小じわ、毛穴の改善につなげやすくなります。効果が出るまでの経過は、[効果がいつから出るのか、経過と持続期間を解説した記事]で詳しく紹介しています。
6-6. プルリアルやジュベルックと組み合わせる場合、リジュランの頻度は変わりますか?
組み合わせる場合も、目安となるペースは変わりません。
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製剤 |
集中期 |
メンテナンス |
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リジュラン |
2〜3週間おきに計4回 |
半年ごと |
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プルリアルデンシファイ |
3週間おきに計3回 |
半年〜1年ごと |
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ジュベルック |
1ヶ月おきに計3〜4回 |
半年ごと |
ただし製剤ごとに当院の目安が異なるため、日程は私が全体を見て調整します。
ジュベルックは、1ヶ月以内に他の美容施術を受けている場合、治療を受けられないことがあります。順番や日程は自己判断せず、ご相談ください。製剤ごとの違いは、[プルリアルとの成分・効果・料金の違いを比較した記事]で解説しています。
6-7. リジュランを受ける頻度が多くても、シャワーやメイクの制限は毎回同じですか?
はい、制限は毎回同じです。シャワーは当日から、洗顔とメイクは翌日から可能です。サウナ・顔のマッサージ・激しい運動は施術後1週間避けください。回を重ねても制限は短くならないため、毎回同じ前提で予定を組みましょう。
6-8. リジュランの頻度が多いと毎回の痛みが心配です。麻酔は選べますか?
麻酔は選べます。基本は麻酔クリーム(表面麻酔)で、ご希望の方には睡眠麻酔(静脈麻酔/鎮静)をご用意しています。睡眠麻酔は私が管理し、眠っている間に施術を終えられます。
6-9. 内出血が出たら、次のリジュランの頻度(予約)はずらすべきですか?
腫れは数時間、内出血も約1週間が目安のため、2〜3週間後の次回は予定どおり受けられることがほとんどです。予約日になっても残っている場合は、無理に受けず医師にご相談ください。肌の状態を見て、施術の可否や部位を判断します。
6-10. 魚アレルギーや妊娠中でも、リジュランの頻度を落とせば受けられますか?
通うペースに関係なく、魚・魚卵アレルギーのある方、妊娠中・授乳中の方は受けることができません。受ける回を減らしたり間隔を空けたりしても、この条件は変わりません。施術部位に感染や炎症がある場合は治ってから、重い基礎疾患や免疫の病気がある方は事前にご相談ください。他の美容施術を1ヶ月以内に予定している場合も、あらかじめお知らせください。
6-11. リジュランの集中期の頻度で通うとき、エンボスの跡(ボコボコ)は次回までに消えますか?
エンボスの跡(ボコボコ)は、数時間で平らになっていきます。注入した薬剤による一時的なふくらみで、2〜3週間後の次回までには落ち着く計算です。指で押したり潰したりせず、自然に引くのを待ってください。
6-12. リジュランの効果がないと感じるのは、頻度の取り方が原因ですか?
原因の1つになり得ます。1回目の手応えが4回の積み上げ前に薄れて、変化を実感しにくくなることがあるためです。集中期の4回を2〜3週間おきで終えていない場合や、メンテナンスの時期を大きく過ぎている場合は、通い方を見直すことで改善につながる余地があります。施術前の写真と見比べると、体感とは違うハリの変化に気づくこともあります。気になるときは、診察で肌の状態と通い方を一緒に確認しましょう。
第7章 まとめ:リジュランの頻度は「4回の集中ケア+半年ごと」の年間計画で考える
リジュランの頻度は、「次の1回を何週間後にするか」だけでなく、「1年をどう通うか」で決めるものです。2〜3週間おきに計4回の集中期、その後は半年ごとのメンテナンス。この2段階を年間の計画に落とし込むことが、通い方で迷わないためのいちばんの近道です。
1年目は集中期4回と維持1回程度、2年目以降は年2回。ポリヌクレオチドを主成分とするリジュランブラック・リジュランi・リジュランSのどれを選んでも、この目安は変わりません。反対に、早く効かせたいと詰める、維持期を空けすぎる、体感だけで決めるという3つの落とし穴は、計画がないときにこそ起こりやすくなります。
計画を形にする方法はシンプルです。集中期4回分の予約は、初回の来院時に2〜3週間の間隔でまとめて押さえます。半年後のメンテナンスの日は、4回目の来院日に決めておきます。そして施術前の写真を残し、メンテナンスのたびに見比べます。
この頻度の数字は、通院を縛るルールではなく、肌の改善を確かめていくための目盛りです。4回目の来院日に、半年後の予約を手帳へ書き込む。その一行が、2年目以降の肌のハリを支える最初の約束になります。
ソワン美容皮膚科クリニック表参道院
院長 小平智文
Instagram: https://www.instagram.com/soinbeautyclinic/



